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JR横浜線周辺で貸工場・貸倉庫を探すなら?インフラ・立地・需給動向を解説

2025/06/26

東京都心と神奈川県をつなぐJR横浜線沿線は、近年、工場や倉庫の賃貸ニーズが高まっている注目のエリアです。
製造業・物流業をはじめとする事業者にとって、「都心アクセスの良さ」と「土地の確保しやすさ」のバランスが取れたロケーションは大きな魅力です。
本記事では、JR横浜線沿線における貸工場・貸倉庫の実態や、供給が多い駅ごとの特徴、交通インフラとの関係、そしてエリア特有の魅力について、専門的な視点からわかりやすく解説します。

横浜線沿線の貸工場・貸倉庫

JR横浜線とは?沿線エリアの概要と特性

JR横浜線は、神奈川県の東神奈川駅(横浜市神奈川区)から東京都町田市を経由し、八王子駅(東京都八王子市)までを結ぶ全長約42.6kmの路線です。
京浜東北線や中央線、東急線、小田急線などの主要路線と交差し、東京都と神奈川県を南北につなぐ交通軸として重要な役割を果たしています。

ビジネス拠点と住宅地が共存する沿線特性
JR横浜線沿線には、次のような地域的特性があります。

横浜市内(東神奈川〜中山・鴨居・小机など)
みなとみらいエリアや新横浜駅に近く、物流拠点・製造業・研究開発拠点が多い。
中小企業から大手まで幅広く事業所が立地。

町田市・相模原市エリア(成瀬・町田・古淵・淵野辺など)
東京都と神奈川県の境に位置し、比較的地価が安定しており、広めの敷地確保が可能な地域。
住宅地と混在しながらも、多くの工場・倉庫・事務所が稼働。

八王子市エリア(八王子みなみ野・片倉・八王子など)
多摩地域の産業集積地のひとつ。自然環境も残しながら、工業団地や物流施設の誘致が進む地域。
中央道ICにも近く、高速道路との連携に強み。

このように、JR横浜線は都市近接性と物流利便性、適度な土地確保のバランスがとれた沿線であるため、事業用不動産としてのポテンシャルが高く評価されています。

商圏・労働力・アクセスの3拍子がそろう
事業用地として重要な「商圏の広がり」「労働力の確保」「交通インフラ」の面でも、横浜線沿線は強みがあります。

商圏性 首都圏に直結し、広域の取引・流通が可能
労働力 大学や専門学校が多く、人材確保に有利
アクセス 高速道路・主要鉄道・空港アクセスにも対応可能

このような利点から、製造業・IT関連・物流業・研究機関など、多様な業種にとって魅力的な立地として、継続的に注目されています。

JR横浜線周辺で貸工場・貸倉庫の供給のある駅

JR横浜線沿線では、駅ごとに周辺環境や用途地域が異なるため、貸工場・貸倉庫の供給も地域ごとに特徴があります。
以下に供給が豊富な主要駅と、その立地特性を解説します。

中山駅・鴨居駅(横浜市緑区)
特徴
横浜市内で工場・倉庫の供給が比較的多い地域
港北ニュータウンに近く、再開発地域の一角に倉庫や流通業向け物件が立地。
第三京浜・横浜北線などを活用した市内外への短距離配送が可能。
物件は中小型が中心で、都市型倉庫ニーズや物流拠点に向く。

町田駅(東京都町田市)
特徴
東京都内でも工場や倉庫ニーズが高いエリア
市街地に近接しつつ、駅から少し離れた区域では準工業地域や工業地域が点在。
東名高速「横浜町田IC」や国道16号へのアクセスがあり、都心・郊外いずれにも配送しやすい立地。
小規模~中規模の倉庫、軽作業系工場の供給が一定数ある。

淵野辺駅・矢部駅(相模原市中央区)
特徴
工業系用途地域が多く、大型用地もあり
相模原市内では工業地域や準工業地域が広がるエリアであり、市内工業団地の拠点にも近い。
国道16号・129号など交通幹線が整備されており、広域輸送・都市配送のバランスが取れた立地。
比較的大型の物流施設や製造拠点が出やすい地域。

橋本駅(相模原市緑区)
特長
JR横浜線・京王相模原線・相模線が交差し、交通結節点として注目。
駅周辺は再開発エリアで、産業用途にも好適な用途地域が整備され始めている段階。
幅広い敷地面積を活かし、大型倉庫や流通センターの新設案件が増加傾向。
圏央道「相模原IC」「相模湖IC」にもアクセスしやすく、広域輸送拠点として将来性もある。

八王子みなみ野駅・片倉駅(八王子市)
特徴
多摩エリアの製造・研究拠点エリアに隣接
周辺には研究所や製造工場の実績がある工業団地があり、用途地域的にも整備が進んでいる。
圏央道・中央道が近く、東京都と中部エリアのハブとしての利点がある。
製造業向け物件や倉庫・配送センター向けの供給が見られる。

八王子駅(東京都八王子市)
特長
多摩地域の中核として、大規模工業団地と研究拠点が混在。
中央自動車道八王子ICに隣接し、製造業や物流事業者の拠点にも選ばれやすい。
供給形態は中型〜大規模物件が中心で、工場・倉庫ともにニーズが堅調。

供給の偏在性に留意を
横浜線沿線は住宅地も多く、すべての駅周辺で工場・倉庫用地が豊富にあるわけではありません。
駅徒歩圏よりも、むしろ車アクセス前提の郊外部や幹線道路沿いに多くの物件が立地している傾向があります。
そのため、物件を探す際は「最寄り駅からの距離」よりも「道路アクセス・用途地域・敷地条件」を優先することが実務上は多く、地図・用途地域・交通網の三点セットでの分析が必要です。

交通アクセスの強み:横浜線沿線の高速道路事情

JR横浜線沿線は、首都圏の中でも高速道路網との連携に優れたエリアとして知られています。
多方面への物流が求められる製造・倉庫系事業にとって、この交通利便性は立地選定の重要な判断材料となります。

接続可能な主要高速道路
横浜線周辺で活用されやすい高速道路は、以下のとおりです。

東名高速道路(横浜町田IC)
町田市内からのアクセスが良好で、都心方面(東京IC)や静岡・名古屋方面への広域輸送が可能です。

第三京浜道路(港北IC・都筑ICなど)
横浜市内(新横浜エリアなど)と東京都内(玉川IC)をつなぐ路線で、都心近郊配送に強み。
営業車や小口配送車の利用頻度が高い業種に向いています。

首都高速神奈川線(横浜北線など)
東神奈川・新横浜方面での都市部アクセスに優れており、横羽線や湾岸線との接続で港湾エリア(横浜港・大黒ふ頭など)にもスムーズに移動できます。

中央自動車道(八王子IC・相模湖IC)
八王子方面から中央道を利用すれば、山梨・長野など中部方面へのアクセスが便利です。
製造品の広域流通に有利なエリアです。

圏央道(相模原IC・高尾山ICなど)
広域環状型ネットワークである圏央道の接続により、関越道・東北道・東関東道方面への移動も一本化。
物流効率を高めたい企業にとって大きな利点となります。

実務的な利点とは?:事業者にとっての評価ポイント
横浜線周辺の高速道路網には、以下のような事業者目線の利点があります。

複数方面に選択的に出荷ができる
都内・神奈川県内・中部圏・関東北部と、取引先の広がりに対応できる。

配送ルートの分散がしやすい
災害・渋滞・物流集中などのリスクを軽減しやすく、BCP(事業継続計画)にも貢献。

従業員の通勤利便性にもつながる
特にクルマ通勤が前提となる工場・倉庫において、幹線道路の整備状況は採用や定着にも影響します。

拠点戦略の核になり得る交通条件
JR横浜線沿線は、「製品や資材の入出荷」「営業・現場移動」「通勤」など、あらゆる移動ニーズに柔軟に対応できる立地環境が整っています。
とくに、多拠点展開や都市部との連携を前提とした事業者にとって、極めて実務的なメリットを感じられるエリアと言えるでしょう。

工場・倉庫エリアの特徴・魅力

JR横浜線沿線には、産業活動が活発な地域が点在しており、それぞれに異なる性格を持つ工場・倉庫エリアが形成されています。
ここでは、その分布・エリア特性・立地の魅力を3つの観点から整理してご紹介します。

1. 分布の傾向:内陸工業地帯と都市近接立地のハイブリッド
JR横浜線沿線では、以下の2つのタイプに分かれる分布傾向があります。

内陸型の広域工業集積(例:相模原市中央区・緑区、八王子市)
大型敷地の確保が可能なため、製造拠点・物流センター向けの中~大規模施設が多い。

都市近接型の軽作業・配送拠点(例:横浜市緑区、中山・鴨居駅周辺)
小規模~中規模の都市型倉庫や軽作業場が主流。第三京浜や横浜北線など短距離輸送と相性が良い。

2. 産業クラスターが形成されている地域の概要
一部地域では、特定分野の産業が集積し、クラスターとしての機能を発揮しています。

相模原市中央区・緑区:製造業・機械加工・部品組立など
中小企業を中心とした製造業の集積があり、技能継承や外注ネットワークの観点でも魅力。

八王子市:精密機器・医療機器・光学製品関連
多摩地域の研究機関や大学との連携が強く、高度な製造や開発型の事業に適した風土がある。

町田市・鴨居・中山エリア:物流・流通・EC関連
都心と郊外をつなぐ中継拠点として、配送型倉庫・ラストワンマイル施設の供給が拡大。

3. なぜ横浜線沿線に工場・倉庫が集まるのか?エリアの魅力
以下の理由により、JR横浜線沿線は工場・倉庫立地に選ばれやすい条件が揃っています。

首都圏内陸の交通結節点に位置
東名高速・中央道・圏央道など多方向への動線が確保でき、「都心へ近いのに広い敷地がある」という稀少性。

適度な地価水準と拡張性
湾岸部と比べると地価が安定しており、将来的な拡張や建て替えにも柔軟に対応できる。

人材確保がしやすい都市圏近接
大学・専門学校・住宅地が近く、通勤しやすく雇用にもプラス要因がある。

産業立地に求められる“実用性と将来性”を両立
JR横浜線沿線の工場・倉庫エリアは、交通・法規・人材・敷地といった立地要因においてバランスが取れており、「今使いやすい」だけでなく「将来も活用しやすい」ポテンシャルを備えています。

まとめ

JR横浜線沿線は、単なるローカル路線ではなく、工業立地・物流拠点としての戦略的価値を備えたエリアです。
町田・相模原・八王子・横浜市内と、各駅ごとに個性があり、用途地域・交通インフラ・周辺産業の特色を活かした多様な物件が見られます。
特に、高速道路や幹線道路へのアクセスの良さは、製品・資材の出荷や従業員の通勤において大きなアドバンテージとなります。
また、周辺に住宅地や大学が点在することから、人材確保のしやすさという点でも長期的な事業展開に適したエリアです。

監修 株式会社立和コーポレーション
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