貸寮・貸社宅を借りる際のチェック項目 | 事業用不動産物件専門の立和コーポレーション

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貸寮・貸社宅を借りる際のチェック項目

2020/04/14

立和コーポレーションが取り扱う貸寮・貸社宅を借りる。
立和コーポレーションで取り扱う「貸寮」「貸社宅」は、企業向けの「建物一棟貸し」「フロア一括貸し」になります。
既存物件の場合は、前の使用方法も寮や社宅で、退去後の再募集のケース、新築物件の場合は、賃貸アパートや賃貸マンションを1戸毎の募集前に期間を区切って募集をするケースがほとんどになります。

貸寮・貸社宅を借りる際に、お客様に注意して頂きたい点を記事にしました。
貸寮の外観

貸寮・貸社宅のタイプ

この項目では、貸寮や貸社宅をタイプ別に分類してその特徴を書いていこうと思っています。
その分類名や分類基準については、立和コーポレーションの営業上定めたものになります。
「建物一棟貸し」「フロア一括貸し」の取り扱いから次のように分類しています。

ドミトリータイプ
バブル期もしくはその少し後くらいに建てられた物件が多い。
設備やスペースを共用するタイプです。
「大浴場があるタイプの寮」でイメージしやすいでしょうか。
ほとんどが「建物一棟一括」になります。
アパート・マンションタイプ
通常、1戸毎に賃貸借するアパートやマンションを「建物一棟一括」「フロア一括」で使用するタイプです。
まとまった空きからの募集になるので新築のケースが多くなります。
シェアハウスタイプ
ドミトリータイプの小規模なものを分類しています。
シェアハウス用に建てられた物件の新築時や、稼働不足による事業変更時に「建物一棟一括」で募集になります。
戸建て住宅タイプ
短期の出張用やファミリー世帯用

ドミトリータイプ

ドミトリータイプの貸寮各部屋に浴室・トイレ・洗面所・キッチンといったスペースや設備を専有で備えてなく、建物全体の共用として用意しています。
各部屋は、居室と収納くらいになります。

食堂
各部屋に個別のキッチンやダイニングは無く、建物全体で共有する大型食堂となります。
大型厨房もあり、管理人や料理人が調理して提供する環境になります。
入居者としては、食費が抑えられ、栄養バランスのとれた食事になる可能性があります。
トイレ・洗面所
各部屋に個別のトイレ・洗面所は無く、建物全体で共有する大型のトイレ・洗面所スペースになります。
浴場
各部屋に個別の浴室は無く、建物全体で共有する大型の浴場となります。
浴槽のあるタイプ、シャワーのみのタイプがあります。
ボイラー設備が大型となります。
外国籍の方の寮の場合、浴槽の需要がありません。
毎日(夏も)、長く浴槽につかる習慣は日本人だけ(?)なんてよくお客様からいわれます。

経費面では、企業や寮の運営側からすると、ドミトリータイプの部屋単価ベースの賃料はアパート・マンションタイプより安くなる傾向にありますが、その他に管理人・食事提供の料理人・清掃など運営費が必要となります。
入居者の中から寮長を選任したり、清掃を交代制にしたりと運営も工夫がされているようです。
また、集団生活の中で入居者同士のコミュニケーションを育むといった観点から、企業においての役割が見直されてきています。

入居者側からすると、生活環境に共用部分が多くなるため、プライバシーが保てない部分があります。
共用部には、設備備品や家電・消耗品が備え付けてあるケースが多いため、その分の購入費用が抑えられます。

大型のドミトリータイプについては、新築物件の供給はほとんどありません。
既存物件で、前の使用方法も寮や社宅になります。
供給されている物件で比較すると、古いタイプと言っていいと思います。
但し、共有部分が充実し、各部屋は簡単な造りですがプライバシーは保てるという特徴から、用途変更をして各種福祉施設などに転用するケースもあります。

アパート・マンションタイプ

各部屋が普通の賃貸アパートや賃貸マンションの形態です。
ドミトリータイプと異なり、各部屋に浴室・トイレ・キッチンなどがあり、入居者がそれらを占有して使用します。
各部屋を個別に賃貸する用に新築された物件が、募集の初期段階(まだ1部屋も決まっていない状態)に一棟一括の募集になるケースが多いです。この場合募集期間も限定されます。
既存物件の募集は非常に少ないです。

賃料については、新築・築浅が多いこともあり、高めに推移しています。
企業や寮の運営者側からすると、賃料以外の運営費が低く抑えられ、管理もし易いといえます。
入居者からも好評です。各部屋が完全に独立してプライバシーが保てるのが大きいです。

シェアハウスタイプ

シェアハウスタイプの貸寮
ドミトリータイプと同様に、各部屋に浴室やトイレなどといった設備やスペースを専有で備えていません。
特に都心部に多いのですが、もともと小規模シェアハウス用に造られた建物を一棟一括募集しています。
木造2階建てで、10室前後が主流です。
長期間の賃貸借に少し不安がありますが、賃料は安めに推移しています。
もともとがシェアハウス用であったことから、家具が備え付けてある場合もあります。

借りられたお客様が、一部の部屋を共用のコワーキングスペースや娯楽ルームにされたケースもあります。

キッチン
共用部のキッチンは、それほど広くないのが多いです。
2~5帖くらいです。
食事をとるのは各部屋になると思います。
風呂・シャワー
共用です。シャワータイプがほとんどです。

戸建て住宅タイプ

賃貸戸建て住宅(貸家)を寮・社宅として賃借するケースです。
立和コーポレーションでの取り扱いは非常に少ないタイプです。
ファミリー層への賃貸を想定している為、社宅としても1世帯のファミリー向けになります。
外国人向けの転勤対応としての利用ケースもあります。

キッチン・バス・トイレなどを共用利用にし、単身者複数人の寮として利用するケースもあるようです。
この場合、寮長の選任や共用部の清掃等のルールづくりが必要だと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?
立和コーポレーションで取り扱う貸寮や貸社宅について、タイプ別に説明してきました。
実績では、ドミトリータイプやシェアハウスタイプが多くなっています。
人気のある新築のアパート・マンションタイプについては、お客様のご検討期間確保のため、より早い段階での情報入手が弊社の課題になっています。
また、物件によっては、大規模改修や用途変更へも取り組んでいきたいと思います。お気軽にご相談ください。

最後まで読んでいただき誠に有難うございます。
今後共、よろしくお願い申し上げます。

監修 株式会社立和コーポレーション
宅地建物取引業 国土交通大臣免許(2)8600号
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