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関越自動車道沿いで貸工場・貸倉庫を選ぶ前に知っておくべき要点

2025/06/10

関越自動車道は、首都圏と北関東・新潟方面を結ぶ主要なビジネスインフラです。
特に首都圏区間に位置する各IC周辺には、優れた交通アクセスを背景に、多様な工場・倉庫エリアが形成されています。
しかし、立地ごとの供給状況や地価の違い、設備条件を理解せずに選定を進めると、後々の運用で悩みを抱えることにも。
本記事では、関越道沿線で貸工場・貸倉庫を検討する企業のために、交通利便性、ICごとの特徴、そして物件供給の実態を解説します。

関越自動車道

関越自動車道とは?首都圏区間の概要と役割

首都圏と北関東・新潟を結ぶ大動脈
関越自動車道は、東京都練馬区の「練馬IC」を起点とし、新潟県長岡市を終点とする延長約300km超の高速道路です。
首都圏と北関東・上信越・新潟を結ぶ重要な物流・人流のルートであり、特に首都圏区間(練馬IC〜鶴ヶ島IC〜高崎方面)は、都市圏と地方都市、製造業集積エリアを結ぶ「ビジネス動脈」として機能しています。
この首都圏区間には、東京・埼玉・群馬などの重要な産業・物流拠点が連なっており、日々膨大なトラック輸送や企業間移動が行われています。

物流・製造業における戦略的な幹線
関越道は、首都高速道路や外環自動車道、圏央道と直結しているため、都心部へのアクセスはもちろん、関東全体への広域配送にも対応しやすい特徴があります。

高速道路インフラの整備と拡張性
関越自動車道は、慢性的な渋滞が少ない区間としても知られており、輸送スケジュールの安定性に寄与しています。
さらに、圏央道との接続強化やスマートICの整備などにより、エリア間のアクセス性能は年々向上しており、企業の立地判断において重要なファクターとなっています。

主要ICの紹介とそれぞれの交通アクセス

関越自動車道の首都圏区間には、事業用地として人気の高いIC(インターチェンジ)が多数存在します。
それぞれのICは、物流・製造・流通業のニーズに応じた立地特性を持ち、企業の用途に応じた柔軟な活用が可能です。

練馬IC(東京都練馬区)
関越道の起点
都心部・環状7号線・目白通りなどとの接続が良好
地代は高いものの、都心近接の倉庫需要が高い
BtoC向け配送業務や時間指定便などのニーズに対応しやすい

和光IC(埼玉県和光市)
東京外環自動車道と接続し、東名・中央・常磐方面への連携が容易
東京都内とのスムーズな行き来が可能で、ラストワンマイル拠点に最適
和光市内にはIT企業や研究施設もあり、多目的ニーズに応える

所沢IC(埼玉県所沢市)
関越道と圏央道のクロスポイントに近く、東西南北の広域配送が可能
周辺には流通業・食品工場などが集積
東京23区西部・多摩地域との中継地点として活用される

川越IC(埼玉県川越市)
歴史ある商業都市でありながら、物流倉庫の進出も進行中
国道16号・254号と接続し、地域配送に強み
住宅地と調和する「静かな物流拠点」としての開発も進む

鶴ヶ島IC(埼玉県鶴ヶ島市)
圏央道との接続IC。関越道・圏央道ネットワークの要所
群馬・長野・新潟方面への分岐点として、広域拠点型工場・倉庫の立地が目立つ
周辺はまだ開発余地が多く、地価や賃料水準は比較的安定

本庄児玉IC(埼玉県本庄市)
首都圏の最北エリア。製造業の進出が盛んな地域
北関東方面(群馬県・長野県)への玄関口
製造・組立型の大型貸工場のニーズが高い

関越自動車道沿線における貸工場・貸倉庫の供給状況

関越自動車道沿線では、企業の多様なニーズに応じて、さまざまなタイプの貸工場・貸倉庫が供給されています。
地域特性を活かした供給が進んでおり、エリアごとの「地価」「建築制限」「物件タイプの傾向」を理解することが、コスト最適化と将来性のある立地選定につながります。

供給状況の全体像:比較的安定しつつも偏在あり
首都圏全体として、貸工場・貸倉庫の供給は緩やかな増加傾向にありますが、関越自動車道沿線では「エリアごとの差」が大きいのが特徴です。

東京都区部寄り(練馬IC・和光IC付近)
新規開発が難しく、供給は限定的。
稀少性のある既存物件へのニーズが高い。

埼玉中部(所沢IC・川越IC)
工業地域が一定数存在し、比較的安定した供給が見られる。
建て貸し・既存改修型物件も多い。

埼玉北部〜群馬寄り(鶴ヶ島IC・本庄児玉IC)
土地が広く新規開発余地があり、比較的新しい物件の供給が目立つ。
大型・高床倉庫の供給も進む。

まとめ

関越自動車道沿線の貸工場・貸倉庫は、エリアごとの交通事情や供給タイプ、賃料水準などに明確な違いがあります。
特に、物流効率や従業員動線、地価とのバランスを見極めることで、長期的に安定した事業拠点を構築することができます。
今回ご紹介した内容が、ご検討や現地調査などを進めるうえでの指針となり、最適な拠点選びの一助となれば幸いです。

監修 株式会社立和コーポレーション
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