地目(ちもく)とは?やさしい言葉で不動産用語を解説
2025/06/09
不動産登記に出てくる「地目(ちもく)」という言葉、初めて見るとピンとこない方も多いと思います。
ですが、土地を買ったり売ったり、建物を建てたりするときには、とても重要な情報です。
この記事では、「地目とはなにか?」をやさしい言葉でわかりやすく説明します。
外国の方にも伝わりやすいように、翻訳しやすい内容にしています。
地目とは?かんたんに言うと
地目とは、その土地がどう使われているか、または使う予定なのかを示す区分のことです。
日本の登記制度では、すべての土地に「使い方」が名前として登録されていて、それが「地目(ちもく)」と呼ばれています。
たとえば、家が建っている土地なら「宅地」、田んぼなら「田」、畑なら「畑」、空き地でも「雑種地(ざっしゅち)」など、用途によって名前が決まっています。
主な地目の種類(一部)
宅地(たくち):住宅やお店、ビルなどが建っている土地
田(た):お米をつくるための土地
畑(はたけ):野菜などを育てる土地(田と区別されます)
山林(さんりん):山や森として使われている土地
雑種地(ざっしゅち):どの地目にも当てはまらない、いろいろな使い方の土地
原野(げんや):自然のままの草地や山地
公衆用道路(こうしゅうようどうろ):道として使われている土地
どうして地目が大事なの?
地目によって、建物を建てられるかどうか、固定資産税の金額、農地転用の手続きが必要かなど、いろいろなことが変わってきます。
たとえば、「田」や「畑」のままだと、すぐに家は建てられません。
建物を建てるには、「宅地」に変更する手続き(地目変更)が必要になります。
登記簿に書かれている「地目」と現状がちがう場合も
登記では「田」となっていても、すでに家が建っている場合など、実際の使い方と地目が一致していないことがあります。
このようなときは、地目変更の登記を行うことで、正しい状態に整えることができます。
まとめ:地目は「土地の使い方の名前」
地目は、その土地がどう使われているかを示す「名前」です。
建物を建てたいときや売買するときに、しっかり確認する必要があります。
正しく理解することで、土地にまつわるトラブルを防ぎ、スムーズな取引や計画ができるようになります。
宅地建物取引業 国土交通大臣免許(3)8600号
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