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東名高速IC周辺で差がつく!首都圏の貸工場・貸倉庫選びガイド

2025/04/21

首都圏で事業用不動産を検討する際、「東名高速道路沿線のIC周辺」は高い注目を集めています。
東京都・神奈川県・静岡県へとつながるこの大動脈は、製造業・物流業にとってまさに“動脈”といえる存在です。
アクセスの良さはもちろん、工業集積地としての成熟度や規制の特徴も見逃せません。

本記事では、各インターチェンジ(IC)周辺の立地特性、市場動向、貸工場・貸倉庫の需給、今後の展望までを網羅的に解説します。

東名高速

はじめに――東名高速道路沿線が注目される理由

首都圏で事業用不動産を検討する企業にとって、「立地の良さ」は欠かせない評価軸のひとつです。
その中でも、東名高速道路沿線のインターチェンジ(IC)周辺は、物流や製造拠点としてのニーズが高く、実際に多くの企業が集積しています。

このエリアは、都心からのアクセス性、広域への輸送利便性、そして比較的まとまった敷地の確保がしやすいという特長を持ち、首都圏での事業展開を目指す企業にとって魅力的な選択肢となっています。

■首都圏最大級の幹線道路として、一般貨物からハイテク機器まで幅広い物流を担う。
■圏央道・第三京浜・新東名など他路線とのジャンクションが多く、多方向への連携が容易。

東名高速道路の接続と交通利便性・IC配置

東名高速道路(東京〜名古屋)は、日本の主要物流ルートのひとつであり、神奈川県や静岡県などを経由しながら、関東・中部間の人とモノの移動を支えています。

特に首都圏においては、東京ICを起点に、用賀、横浜青葉、横浜町田、厚木といったICが物流拠点として機能しています。
また、首都高速・第三京浜・圏央道など他の高速ネットワークとも接続しており、柔軟な輸送動線の構築が可能です。

IC名 所在地 主な周辺用途地域 キーワード
東京IC 東京都世田谷区用賀 準工業・近隣商業 都心近接
東名川崎IC 川崎市宮前区土橋 準工業・第一種住居 エコタウン
横浜青葉IC 横浜市青葉区市ケ尾町 準工業・第二種住居 R&D拠点
横浜町田IC 横浜市瀬谷区北町/町田市鶴間 工業・流通系 広域物流
厚木IC 厚木市岡田 工業・流通系 県央製造
秦野中井IC 秦野市西大竹 工業・市街化調整 食品・資材
大井松田IC 足柄上郡大井町山田 工業・市街化調整 バックアップ拠点

東名高速道路のアクセス利便性(方面別)

都心方面へのアクセス
東京ICから首都高速3号渋谷線に直結しており、渋谷・六本木・銀座方面へスムーズにアクセスできます。
また、湾岸エリア(品川・大井・東京港)へも連絡が可能で、輸出入や海上輸送との連携にも適しています。

埼玉方面へのアクセス
圏央道(海老名JCT・厚木IC経由)を利用すれば、埼玉県の圏央道エリア(鶴ヶ島・川島・久喜など)や東北道・関越道への移動も効率的です。
内陸部との広域ネットワーク構築に有利です。

静岡・中部方面へのアクセス
厚木ICや大井松田ICから東名本線を西進すれば、静岡市、浜松市、名古屋市方面へとスムーズに到達可能です。
製造業の取引先が中部地方に多い企業にとって、時間とコストの両面で大きなメリットとなります。

東京IC・用賀ICエリア

東京都世田谷区に位置する東京ICと用賀ICは、都心にもっとも近い東名ICとして知られています。
都心部や港湾エリアへの短距離アクセスが魅力で、小規模〜中規模の倉庫や配送センターのニーズが高い地域です。

ただし、地価が高く物件の供給が限られるため、希少価値があり、早期の意思決定が求められるエリアでもあります。

アクセス
東京ICおよび用賀ICは、東名高速道路の起点として、首都高速3号渋谷線と直結しています。
これにより、都心部へのアクセスが非常に良好であり、渋谷・六本木・銀座などの主要ビジネスエリアへ短時間で到達可能です。
また、湾岸エリア(品川・大井・東京港)への連絡もスムーズで、輸出入や海上輸送との連携にも適しています。
さらに、首都高速や環状八号線などの主要幹線道路とも接続しており、埼玉方面や神奈川方面への広域アクセスも確保されています。
これにより、物流拠点としての利便性が高く、多方面への配送や移動が効率的に行えます。

横浜青葉IC・横浜町田ICエリア

横浜市青葉区と町田市にまたがるこのエリアは、住宅地と物流施設のバランスが取れており、東京23区西部や神奈川県内への配送拠点として人気です。

特に横浜町田IC周辺は、大型物流施設の立地や再開発が進んでおり、首都圏西部のハブ的な役割を果たしています。
広域配送と都市型物流の両立を図る企業には適した立地です。

国道16号と接続し、首都圏全方向への当日配送が現実的!

アクセス
横浜青葉ICおよび横浜町田ICは、東名高速道路の神奈川県内に位置し、首都圏各地へのアクセスに優れています。
横浜青葉ICからは、首都高速神奈川7号横浜北西線を経由して、横浜市中心部や川崎方面への移動がスムーズです。
また、第三京浜道路を利用することで、東京都心部や多摩地域へのアクセスも良好です。
一方、横浜町田ICは、国道16号線や国道246号線と接続しており、相模原市や町田市、さらには埼玉方面への広域移動が可能です。
これらのICは、首都圏西部の物流拠点として、効率的な配送ネットワークの構築に寄与しています。

海老名ICエリア

海老名IC周辺は、駅前再開発と工業ゾーンが共存するハイブリッドエリアとなっています。
周辺に商業施設や住宅も多く、従業員確保の面でも優位性があります。

アクセス
海老名インターチェンジ(IC)は、東名高速道路と圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の結節点であり、神奈川県央地域における交通の要所です。
このICは、東名高速道路の海老名ジャンクション(JCT)を介して圏央道と接続しており、各方面へのアクセスが容易です。
また、海老名市内からのアクセスも良好で、市役所から東名高速道路への所要時間が大幅に短縮されています 。

東名高速道路へのアクセス
海老名ICは、東名高速道路の海老名JCTを介して接続されており、東京方面や名古屋方面への移動がスムーズです。
これにより、首都圏と中部圏を結ぶ主要な物流ルートとして機能しています。

圏央道(首都圏中央連絡自動車道)へのアクセス
海老名ICは、圏央道とも接続しており、関越自動車道や中央自動車道、東北自動車道など、首都圏を環状に結ぶ高速道路網へのアクセスが可能です。
これにより、関東全域への広域配送や移動が効率的に行えます。

地域内アクセスの向上
海老名市内から海老名ICへのアクセスも改善されており、市役所から東名高速道路への所要時間が約40分から約10分に短縮されています 。​
これにより、地域内の移動や物流がより効率的になっています。

このように、海老名ICは東名高速道路と圏央道の接続点として、また地域内アクセスの向上に寄与する重要なインターチェンジです。
物流や移動の効率化を図る上で、非常に利便性の高い拠点となっています。

厚木ICエリア

厚木市・伊勢原市・海老名市にまたがる厚木IC周辺は、県央工業地域の中核として、製造業・物流業の拠点が集積しています。

この地域は、比較的広大な敷地を確保できるため、工場・大型倉庫の建築が可能です。
また、東名高速に加え、圏央道・小田急線などのアクセスにも優れており、交通利便性と拡張性のバランスが取れたエリアといえるでしょう。

圏央道の厚木南ICと連携し、空港・港湾アクセスの選択肢が豊富です。

アクセス
厚木インターチェンジ(IC)は、東名高速道路の重要な結節点であり、神奈川県央地域の物流・産業活動において中核的な役割を果たしています。
その優れた交通アクセスは、企業の拠点選定において大きな魅力となっています。

東名高速道路との接続
厚木ICは、東名高速道路の主要なインターチェンジの一つであり、東京ICから約30分の距離に位置しています。
これにより、東京都心部へのアクセスが容易であり、首都圏内の物流やビジネス活動において高い利便性を提供しています。

圏央道(首都圏中央連絡自動車道)へのアクセス
厚木ICは、圏央道とも接続しており、関越自動車道や中央自動車道、東北自動車道など、首都圏を環状に結ぶ高速道路網へのアクセスが可能です。
これにより、関東全域への広域配送や移動が効率的に行えます。

地域内アクセスの向上
厚木市内から厚木ICへのアクセスも良好であり、市内各所からの移動がスムーズです。
また、国道129号や国道246号などの主要幹線道路とも接続しており、地域内外への移動が容易です。

このように、厚木ICは東名高速道路と圏央道の接続点として、また地域内アクセスの向上に寄与する重要なインターチェンジです。
物流や移動の効率化を図る上で、非常に利便性の高い拠点となっています。

大井松田ICエリア

一方、大井松田IC周辺(神奈川県西部)は、自然との調和を保ちながら、物流倉庫や中小製造工場が点在する地域。
首都圏から少し離れているぶん、土地価格の抑制や大型施設の導入に向いているという特徴もあります。

小田原・静岡方面へのハブとしてBCP拠点に選ばれるケースが増加しています。

アクセス
大井松田インターチェンジ(IC)は、神奈川県足柄上郡大井町に位置し、東名高速道路の重要な結節点として、首都圏と中部・関西方面を結ぶ交通の要所です。

東名高速道路を利用したアクセス
東京方面:​大井松田ICから東京ICまでは約50分(渋滞なし)で到達可能です。これにより、都心部へのスムーズなアクセスが実現し、ビジネスや物流の拠点としての利便性が高まります。
静岡・中部方面:​西方向には御殿場ICや静岡IC、さらには名古屋方面へのアクセスが容易であり、中部・関西方面への広域輸送にも対応しています。

一般道との接続
大井松田ICは、国道246号や国道255号などの主要幹線道路と接続しており、神奈川県西部や静岡県東部への地域内アクセスも良好です。
これにより、地域内外への移動が効率的に行えます。

東名高速沿線に工場・倉庫が集まる理由とは?産業クラスターの視点から

厚木や相模原などのエリアでは、自動車部品、精密機器、食品加工など特定の産業に特化したクラスターが形成されており、取引先や協力企業との連携を容易にしています。

こうした集積地では、材料調達から出荷までの物流効率が向上し、地元自治体も企業誘致やインフラ整備に積極的です。
これらの相乗効果が、東名高速周辺に工場・倉庫が集まりやすい背景となっています。

まとめ

東名高速道路のIC周辺は、首都圏で事業を展開するうえで非常に魅力的な立地条件を備えています。
その魅力の一つが、東京方面・埼玉方面・静岡・中部方面のいずれに対しても優れたアクセスを持ち、広域かつ柔軟な物流ネットワークを構築しやすいという点です。

圏央道や首都高速、第三京浜などとの接続性の高さにより、目的地や業種に応じた輸送ルートの最適化が図れます。
これは企業のコスト競争力を高め、安定した供給体制を築くための大きな強みとなります。

物件の選定にあたっては、交通インフラの優位性だけでなく、用途地域、周辺環境、将来的な拡張性など多角的な視点を持つことが重要です。

監修 株式会社立和コーポレーション
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